ページID:44328

更新日:2026年4月13日

ここから本文です。

杪冬

杪冬

この作品は令和7年度東京藝術大学卒業・修了制作作品で第20回荒川区長賞を受賞した作品です。制作者は望月嶺氏です。

制作者の作品説明
誰も見た事のない存在、でも日本の森の中には確かに生息していた過去の記憶が息づいている。人はいないものを、見えないからこそリアルに感じる事があるのではないだろうか。
想像して感じる事から作品として表現する事で私の心の中に浮かんだ情景を目に見える実態のオブジェとしてリアルに表現する事を試みた。
学部から修士にかけて身近な自然や絶滅危惧種の生き物を中心に制作していく中で、日本から既に絶滅させられた生き物である二ホンオオカミ(エゾオオカミ)をモチーフに選んだ。
かつて日本の森にいたオオカミをモチーフに、体の一部が朽ちた木の皮がはがれていくように崩れていく様として表現する事で、現在はいない存在として日本の森の儚さを憂う者として表現した。剥がれた皮の下には剥き出しになった肉体ではあるが、自然自体を表す姿として、北海道などの湖で見られる自然現象「アイスバブル』をモチーフにした七宝焼き(純銀箔を七宝の層の中に重ねて表現する)によって神秘的なものとして捉えた。アイスバブルとは、落ち葉などから発生するガスが湖面にたどり着く前に水の中で凍ってしまう現象である。私はその儚い美しさから過去に人の手によって絶滅させられ現在の未来にはたどり着けなかつたニホンオオカミが森の記憶の中で凍っている様なイメージと重なり、モチーフに取り入れた。

施設詳細

所在地

南千住6-45-5 荒川総合スポーツセンター(1階)

制作者

望月 嶺

彫刻材料

銅、真鍮、銀、鉄、錫、水晶

サイズ(mm)

H800xW1800xD800mm

お問い合わせ

地域文化スポーツ部文化交流推進課

〒116-8501荒川区荒川二丁目2番3号

電話番号:03-3802-3111(代表)

ファクス:03-3802-4769