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更新日:2025年7月8日
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マンションにお住まいの方の防災対策
マンションでは、地震が発生した場合に建物の倒壊・火災など、一般的に考えられる被害だけでなく、集合住宅特有の被害の発生も考える必要があります。マンションの状況を確認し、どのような被害が発生する可能性があるのか、復旧までにどれくらいの時間がかかるのかを、事前に考えておきましょう。
- マンション防災対策支援制度
- マンション防災マニュアル[管理組合の方向け]
- 災害時トイレマニュアル
- 災害時地域貢献建築物の認定・助成制度について
- 東京とどまるマンション普及促進事業補助金のご案内(東京都)
- 東京備蓄ナビ(東京都)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
発災した時、とるべき行動
高層マンションで地震が発生した際、ゆっくりとした大きな揺れが生じ、人や家具・家電が転倒したり、ほかにもエレベーターの中に閉じ込められたり、高層階からの移動が困難になるなどのおそれがあります。
一人ひとりが自分事として備えをし、事前に、各家庭や居住者みんなでとるべき行動を確認しましょう。
各家庭で
まずは自分と家族の身を守る
家具の転倒などから身を守りましょう。
エレベーターでは、すべての階の行先ボタンを押し、止まった階でおりましょう。
自分の無事を知らせ、隣近所の安全確認を
マンション内のルールに従い、支援を必要とする人がいる住戸には、ノックや声かけをして無事を確認しましょう。
部屋にとどまるか外部に避難するかを考える
耐震基準を満たしたマンション等の共同住宅は倒壊の危険性が低く、在宅避難が可能となります。
居住者みんなで
災害対応用スペースを活用する
居住者が共同で使用できるスペースは、支援物資の仕分け場所やエレベーター停止時の滞留場所など、災害時に有効活用できます。
必要な情報を伝え合い、共同で作業分担する
連絡や物資運搬、清掃、防犯見回り、支援を必要とする人への声かけなど、居住者同士で分担して困難を共に乗り越えましょう。
避難所と連携し、在宅避難者へのケアをスムーズに
最寄りの避難所に、被災状況や在宅避難生活者数、情報伝達の方法などを連絡しておき、地域と連携しましょう。
町会・自治会など地域の支援活動に協力する
マンション等の共同住宅の居住者も地域の一員です。避難所の人手が不足している場合等、運営に協力しましょう。
在宅避難で気をつけたいポイント
水道・トイレは流さない
上の階の居住者が排水管の損傷に気付かずに水道やトイレを使用すると、下の階で漏水や汚水があふれ出るおそれがあります。排水管の復旧が確認できるまでは水を流さないようにしましょう。
災害時は水を流せないことについての啓発用ポスターを作成しました。下記よりダウンロードできます。掲示板に貼るなどして、マンション居住者への周知等にご活用ください。
啓発用ポスター(PDF:520KB)(別ウィンドウで開きます)
参考ページ
エレベーターは使用しない
故障・停電などで緊急停止し、閉じ込め被害にあう可能性があるため、点検が終わるまでは非常階段を利用します。万が一、閉じ込められたらインターホンで連絡を取り、救助を待ちます。
参考ページ
マンション防災マニュアル「エレベータ対策_エレベータの仕組みを知って適切な対応・対策を!」
いま、できる各家庭の備え
いつ起こるか分からない自然災害に対して、日頃から各家庭で食料品や生活用品を備えや災害発生後に自宅が無事であるための備えが重要となります。
- 各住戸で7日分の水と食料品など、在宅避難のための必需品を準備している
参考ページ:日常備蓄で災害に備えましょう - 携帯トイレ・簡易トイレの備えがある
- 室内の備え(部屋の安全確認、家具の配置の工夫、家具の転倒防止)ができている
参考ページ:屋内安全対策に係る器具設置費用の一部を助成します - 消火器や消火栓等の位置、初期消火方法を確認している
- 感震ブレーカー等による備えがある
参考ページ:屋内安全対策に係る器具設置費用の一部を助成します
※注釈 賃貸マンションでは、家具の転倒防止対策の際、固定方法等が制約されることもあります。管理会社等へ確認のうえ対応しましょう。
みんなで助かるために 「共助」も欠かせません
マンション等の共同住宅では、いざ災害が起こったら、管理組合等や自主防災組織をはじめとしたマンション全体で協力して対応することが大事です。
いま、できるマンション全体の備え
災害に備えて、建物の設備確認をはじめ、エレベーターの応急復旧や排水管の確認手順、居住者への情報発信方法などについてルールを決めておくことが有効です。
- ポスターなどで防災の呼びかけが十分に行われている
- 隣近所の人と、日頃から顔の見える付き合いができている
- いざというときの災害対応用のスペースを決めている
- 管理組合等においても備蓄が十分にある
- 消火器・発電機・リヤカーなどの資機材が揃っている
- エレベーター停止に備え、防災倉庫は数階ごとに設置してある
- エレベーターに安全装置が設置してある
- 防災マニュアルを作成し、居住者が共有している
- 防災訓練を定期的に実施している
- 自主防災組織を結成している
- 居住者名簿、要配慮者名簿を整備している
関連情報
お問い合わせ
防災都市づくり部住まい街づくり課住宅係
〒116-8502荒川区荒川二丁目11番1号(北庁舎2階)
電話番号:03-3802-3111(2822)
ファクス:03-3802-4104