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更新日:2025年8月18日

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感染症発生情報【第32週(8月4日から8月10日)まで更新】

流行中の感染症

流行中の感染症について

麻しん(はしか)

麻しんは、麻しんウイルスの空気感染・飛沫感染・接触感染によって感染・発症し、感染性が非常に高い感染症です。

国内でも発生していますので、注意してください。

麻しんウイルスに感染後、無症状の時期(潜伏期間)が約10~12日続きます。典型的には、症状が出始めてから2~4日は38℃前後の発熱、せき、鼻水、目やにが続き、一時熱が下がりかけたかと思うと、また39~40℃の高熱となり、首筋や顔などから赤い発しんが出始め、その後発しんは全身に広がります。高熱は3~4日で解熱し、次第に発しんも消失しますが、しばらく色素沈着が残ります。

麻しんに対する免疫が十分でない人が感染した場合、ほとんどの人が発病し、発症した人が周囲に感染させる期間は、症状が出現する1日前から発疹消失後4日くらいまで(または解熱後3日くらいまで)といわれています。
重症化に至ることも少なくない注意すべき疾患で、有効な治療薬はありませんが、ワクチンで予防することができます。

詳細は下記ページにも掲載しています。

麻しんについて(厚生労働省)(外部サイトへリンク)

百日咳

百日咳とは、百日咳菌による感染症です。一年を通じて発生がみられますが、近年、乳幼児期の予防接種の効果が減弱した成人の発病が問題になっています。患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる細菌によって感染します(飛まつ感染)。

症状として、初期には風邪と似た症状が見られますが、その後、特徴的な「咳込み」と呼ばれる、息を吸うときに「ヒュー」という音がする咳が続きます。特に、乳幼児は重症化しやすく、呼吸困難や肺炎を起こす場合もあります。

7~10日程度の潜伏期間を経て、風邪症状がみられ、徐々に咳が強くなっていきます(カタル期:約2週間)。その後、短い咳が連続的に起こり、咳の最後に大きく息を吸い込み、痰を出しておさまるという症状を繰り返します(痙咳期:約2~3週間)。激しい咳は徐々におさまりますが、時折、発作性の咳がみられます(回復期:2~3週間)。

予防には、ワクチン接種が最も効果的です。また、咳をしている人がいる場合は、マスクを着用したり、手洗い・うがいを徹底したりするなど、感染予防対策を心がけましょう。

感染症週報

荒川区内の東京都定点医療機関からの報告数をもとに、荒川区内と東京都内の感染症発生動向を表とグラフにまとめています。

関連情報

お問い合わせ

健康部保健予防課感染症予防係

〒116-8502荒川区荒川二丁目11番1号

電話番号:03-3802-4243

ファクス:03-3807-1504

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